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産総研デザインスクールが主催している「街が研究者と出会ったら?展」の中のイベントとして、昨日参加した「幸福先進国デンマークのアーバン・デザイン・トークセッション」と同様に無料で開催されたセミナーです。
産総研デザインスクールは、去年から柏の葉で産総研が行なっているプロジェクトで、今年も行われるようです。
IoT機器の展示
会場には、以下のようなIoT機器が展示されていた。
コニカミノルタ KONICA MINOLTA 世界初ニオイ見える化チェッカー Kunkun body
“ニオイ見える化チェッカー Kunkun body”は、今まで知らなかった。一年以上前から発売されていたようです。
体の匂い、口臭などをチェックできるようです。
パネルディスカッション
産総研 柏センターの方、個人情報に詳しい大学の先生、NPO法人ビレジサポートの方、 まちの健康研究所「あ・し・た」の方、などがパネルとして参加されていた。
産総研 柏センター
産総研 柏センターでは、「人間拡張技術」の研究をされるとのことでした。
産総研のWebページによると、人間拡張研究センターでは、以下のようなことを研究されるようです。
”情報技術やロボット技術を活用したウェアラブル(装着できる)あるいはインビジブル(見えずにそばにある)なシステムを研究対象とします。これらのシステムの装着・利用によって、人間単独の時よりも能力を拡張することはもとより、その継続使用によって人間自身の能力も維持・増進できるようにします。そして、それらが社会で継続的に使用され、新しい産業基盤になるような状況を目指します。”
NPO法人ビレジサポート
こちらも、住んでいながら知らなかった。
NPO法人ビレジサポートのWebページによると、NPO法人ビレジサポートの目的は,以下のようです。
”この法人は、柏市北部に位置し、少子高齢化が加速する住宅街・柏ビレジ及びその周辺地域において、互助の精神に基づき、コミュニティ・サービスを創出し豊かでふれあいのある街づくりに貢献することを目的とする。”
まちの健康研究所「あ・し・た」
こちらも、同じビルにいながら知らなかった。
同様に、Webページによると
”まちの健康研究所「あ・し・た」は、東京大学と企業の協力によって誕生した、まちの健康づくり拠点です。”
登録してみよっと!
「柏スタディ」
こちらも知らなかったことだが、柏で”大規模高齢者フレイル予防研究、通称「柏スタディ」”が行われていた。2012年から2044名の65歳以上の自立高齢者を主体とした研究がされていて、「東大が調べてわかった 衰えない人の生活習慣」という本も出版されていた。
個人情報について
今回の、パネルでは個人情報に関する話が多く議論された。
専門家の話が聞けて非常に有益だった。
個人情報保護法の適用範囲は以前は、5,000人以上の事業者が対象だったが、現在は全事業者が対象になっている。もちろん、個人事業主も対象である。
なので、皆、個人情報は管理しないといけない。
匿名化された情報は、個人情報ではない!
個人情報保護に関しては、日本では、2,000以上のルールがあり、非常に複雑になっている。
EUでは、一つにまとめて、”GDPR”を取り決めた。
今回のパネルで、映画の”スノーデン”の話が出ていた。Amazon Primeで見れそうなので観てみたい。
超高齢化社会に向けて
今後、日本は超高齢化社会になっていく、日本の人口は、今後170年で150年前(明治元年)の水準に戻っていく。
2050年には、生産年齢人口は,51%になる。
社会保障も見直しせざるおえない。
”お金の切れ目が、命の切れ目”になるような社会になる可能性はある。
そうならないためには、健康寿命を長くして元気に働き、ぽっくり死ぬのが、医療費もかからず社会のためである。
そのためには、あるく、しゃべる、たべる 「あ・し・た」がだんじで、コミュニケーションがとれやすい、都市設計も大事になってくる。
まとめ
今回のセミナーも、大変興味深かった。
こんなセミナーに、気軽にふらっと行けるのは、素晴らしい!
今後も、このようなセミナーを続けていってほしい。
柏の葉で、いろいろな実証実験が進みそうな気配が感じられ、そんな実験にも参加していきたい。
柏の葉でのセミナーなど
「幸福先進国デンマークのアーバン・デザイン・トークセッション」
UDCKまちづくりスクール 都市経営時代のまちづくりと暮らし方 第一回
UDCKまちづくりスクール 都市経営時代のまちづくりと暮らし方 第二回
UDCKまちづくりスクール 都市経営時代のまちづくりと暮らし方 第三回 (前編)
UDCKまちづくりスクール 都市経営時代のまちづくりと暮らし方 第三回 (後編)