岡田斗司夫著「【評価経済社会】ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている」【書評】

広告

楽しく、快適な、生活を目指して、へらへら生きるヘラリストのアリーです。

この「【評価経済社会】ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている」は、2011年に書かれた本で、すでに紙の本は絶版になっている。(Kindle版はまだ売っている。)

この本に書かれていることは、今現実におきていることだと思う。

これが、8年以上前に書かれたことに驚く。

2011年の時、僕はまだ科学が示してくれる物の世界を追い求めていた。

今も、その傾向はあるだろう。

しかし、子供たちの世代をみた時に、明らかに感覚の違いがある。

彼らは、それほど新しい物に興味を示さないし、それを手に入れることに興味かない。

それよりも、自分のいるコミュニティの中で楽しく過ごせればいいようだ。

そんの彼らが望む世界ができてくるのだろうか?

僕が生きてきた社会

僕が、生きてきた世界は、みんなが同じテレビを見て、それについて語り、テレビでコマーシャルされる製品を欲しがり、手に入れたいとしきりに望んでいた。

自分から何かを世界に向けて発信することはできなかったし、そうしたいとも思えなかった。

そして、皆んながしているように、大学にいき、卒業と同時に就職をして、30年以上も同じ会社で働いていた。

会社は、なんだかんだで大きくなり、給料も増えていって、大体の物は買えるようになった。

確かに、2011年ぐらいには、そんな僕が生きていた社会は変化していたのだろう。

変化は、早くなり、先が見えない世の中になっていった。

全ての変化を、追い求めるのは不可能になっている。

世界は、すごい速さで変化しているのかもしれない。

パラダイムシフト

とにかく現在は、大きく変化している気がする。

この本では、今は” 人類史上、2回しか前例のない大変化の時代”だと言っている。

今は、まさにバラダイムシフトが起きている。

このシフトが起きると、今の生活には、誰も戻れなくなるのだろう。

僕らが、二度と今のような自由がない、封建社会に戻れないように。

著者は、これからの社会は評価経済社会と定義している。

評価経済社会とは?

評価経済社会とは、”人々の不安や不満をつかみ、最も効率よくそれを解消する方法を提案することによって、多くの人に影響を与え、尊敬と賞賛を得られる”ことであると定義している。

今までは、情報発信は、マスメディアに独占されていて、人々は、それに影響を受けて行動をしていた。

しかし、これからの世界は、誰でも情報発信ができる時代になってきている。

そして、人々は、自分の不安を解消してくれる情報を評価する。

その評価が、重要な世界になる。

その評価に、人が集まり、グループを作る。

そして、人はいろいろな、自分が入りたいグループに所属する。

その結果、”「何ものにも自分の人生を縛られない」という自由を得る”という。

そのような世界で最も、必要になる能力は、”「情報+解釈」をパッケージで提供する”能力だという。

つまり、編集力である。

まとめ

確かに、著者が言っているように、今は大きく変化している。

それもとても速い速度で、今まで、人類が体験したことのない速度で変化している。

僕の子供のこれは、バソコンもインターネットもなかった。

それなのに、今は、スマホがあって、常にネットに繋がっている。

科学は、大きく進歩した。

きっとまだまだ進化していくだろう。

僕たちが認識できないほどに。

そうなったときに、人は何を望むのか?

それは、結局「自分の幸せ」だろう!

自分の幸せを提供してくれることを評価する。

それが評価経済社会と言っている。

そのような新しい世界がどのように形成されるのか?

是非見てみたい!

きっと未来は明るい!

楽しい人生だったと言って死にたい、へらへら生きるヘラリストのアリーでした。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

今まで書いた書評

この記事を書いた人

有村 好人

有村 好人(よしひと)ことアリーです。
外資系IT会社を早期退社後、個人事業主になり、このブログの運営、コンサルティング業務を行なっています。
繋がる機器が大好きで、家での生活を繋がる機器でいかにスマート(快適で便利)にするかを考えています。
また、電気自動車の日産リーフで、どこまでも遠くに行きたいと思っています。