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楽しく、快適な、生活を目指して、へらへら生きるヘラリストのアリー(@ArimuraYoshi)です。
以前、サードプレイス・ナイト2というイベントで船橋屋さんのくず餅を美味しくいただいた。
さらに、ジャンケンで勝ち残り、著者で、船橋屋さんの当主である渡辺雅司さんのサイン入りの本”Being Management 「リーダー」をやめると、うまくいく。”もいただいた。
ところが、なかなか本が読めずブログに感想をかけずにいた。
やっと読むことか出来たので感想を書いて見たい。
船橋屋とは?
”船橋屋は、江戸は文化二年(1805年)、十一代将軍徳川家斉の頃、創業致しました。
船橋屋初代の出身地である下総国(千葉県北部)船橋は、当時、良質な小麦の産地でした。初代は亀戸天神が梅や藤の季節に、参拝客で賑わうのを見て上京し、湯で練った小麦澱粉をせいろで蒸し、黒蜜と黄な粉をかけて餅を作り上げました。
それがまたたく間に参拝客の垂涎の的となり、いつしか江戸の名物の一つに数えられる程の評判をとりました。”
船橋屋のボームページより
船橋屋さんは、200年以上の歴史があるお店である。
なかなかそんな長い歴史のある会社はない。
さらに、そんな歴史のある会社が、ここ10年で経常利益が6倍になったという。
その経営の秘密がこの本に書かれている。
くず餅とは?
僕は、くず餅が大好きである。
今回くず餅の話を聞くまで、関西の葛餅と関東のくず餅が違うことに気付いていなかった。
また、本に書いてあった。
”和菓子で唯一無二の発酵食品”
”「くず餅 」は、厳選した小麦粉のグルテンを除去てたでんぷん質を450日間乳酸発酵させ、じっくり熟成させた発酵食品です”
”消費期限がたった「2日」”
製造に450日もかかり、たった2日間しか消費期限がない食品という話も知らなかった。
また、くず餅は、健康にも良いという。
整腸効果、免疫力アップ、抗アレルギー,美肌、ダイエットなどにも良いとのことである。
そんな話を聞くと、余計に船橋屋のくず餅が食べたくなる。
それで、コロナにも勝てそうである。
明日にでも買いに行きたくなる。
通販もあるようだ。
”Being経営”とは?
今、日本の経営が変わらないといけない時期に入ってきている。
その一つの解が今回語られている”Being経営”なのだろう。
右肩上がりの経済から、幸せを求める経済に変わってきている。
僕が会社にいた、80年代、90年代は、経済が拡大して行っていて、給料も頑張っただけ上がって行った。
そのため、働きがいがあり、辛かったが楽しく働けた。
しかし、今は、経済全体、特に日本の経済があまり拡大していない。
そんな中で、生きがいを持って働いていくのが難しくなってきているのだろう。
リーダーズ総選挙
リーダーを選挙で選ぶという制度はすごいと思う。
”ティール組織”でも同じようなことが語られている。
本来は、それがリーダーなのだろう。
今の組織は、上の役職の人が、自分の気に入った人をリーダーとして選ぶ。
そのための弊害ができてしまっているのが、現在の組織である。
わかり安いビジョンを持つ
船橋屋では、わかりやすいビジョンを作っている。
さらに、その発想を”語り部”が説明できるようにしている。
そうすることによって従業員が同じビジョンを持って突き進むことができる。
ビジョンを持つことによって自分がやっている仕事の意味を理解することができる。
そうすると、自分の仕事が意味をもち、結果が得られれば楽しい。
すると、仕事にワクワクが生まれる。
評価システムの見える化
評価システムを、文書化して具体的に技術の習得状況で職位が決まる。
こういった公平な人事評価を持つことで、何をすればいいのかがクリアになり、やる気が引出される。
社内風土アンケート調査
こういった誰でも自分の意見を言える公式の方法があることは必要である。
以前いた会社でも、定期的に社内に対する評価アンケートをやっていて、アンケート結果を公表してそれに対するアクションを出してきていた。
このような、みんなの意見の見える化も大事である。
横串のブロジェクト
部署を超えて、一つの課題に取り組むブロジェクトは大事である。
どうしても、自分の部署の論理になってしまい、関係する部署の気持ちがわからなくなる人が出てくる。
他の部署を理解するの機会は必要である。
また,若い人にブロジェクト・リーダーをさせる。
リーダーを体験しないと、リーダーの気持ちはわからない。
皆がリーダーの気持ちがわかって助け合っていける組織は強いと思う。
まとめ
”Being Management 「リーダー」をやめると、うまくいく。”を読んで、以前いた会社がいろんなことをして、会社を運営したのが分かった。
毎年、何万人という社員を1箇所に集めて、ビジョンの共有をしたり、3ヶ月に一度、現在の会社の状況を報告する会を持たせたり。
いろいろなトレーニングが企画されたり(問題は、ほとんど英語でのトレーニングだったので、大変疲れた)。
それでも、会社が大きくなり、うまく動いていない部分があったような気がする。
この本でいう、”ワクワク”や”自分の意味”が見えなくなってきていたと思う。
会社も、いろいろな試作をして、改善して、皆が楽しく働くにはどうしたらいいのかを第一に考えられるようにならないといけないのだろう。
そういう会社が、今後生き残っていく気がする。
僕も、“これでいいのだ”といって楽しく、でも「今ここ自分」と思って一生懸命生きていきたい。
そんなことを考えさせてくれた本です。
楽しい人生だったと言って死にたい、へらへら生きるヘラリストのアリーでした。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。