[読書]ハンス・ロスリング著 「FACTFULNESS 」を読んで

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人は、事実を見るのが難しい、どうしても限られた情報による偏った考えになってしまう。そんなことを気づかせてくれる本です。

世界100万部超の大ベストセラーの本ということでよんでみた!

クイズに挑戦してみよう!

まずこの本では、クイズが出題され、それに答えるところから始まる。

僕は、13問中7問正解だった。多分、この本の話を聞いていたせいで正解率が高いと思われる。

著者がいろいろな場所、いろいろな人に聞いてきたところ、正解率は、3分の1以下の方がほとんどで、著者いわくチンパンジー以下(チンパンジーでも3択なので、3分の一は正解する)ということでした。

なぜ人は、事実を見れないのか?

著者は、人のいくつかの本能が、事実を見れない理由としている。

その本能は、以下のものになる。

  • 分断本能
  • ネガティブ本能
  • 直線本能
  • 恐怖本能
  • 過大視本能
  • パターン化本能
  • 宿命本能
  • 単純化本能
  • 犯人探し本能
  • 焦り本能

これらの本能の中で、面白いと思った本能をピックアップした。

分断本能

人は、どうしても分けたがる。実際は分けることは難しい。貧しい国の中にも裕福の人はいる、すべての人が貧しいわけではない。

”高いところから低いところを見るのは難しい。どれも同じくらい低く見えるけど、実際は違う”

上から目線ということだと思う、人はどうしても見下してしまう。

パターン化本能

人は、自分の経験からしか考えられない。

”変だと思うことがあったら、好奇心を持ち、謙虚になって考えてみよう”

自分の考えだけで、それは違うと決めつけることは、危険である。いろいろなことを経験してパターン化してしまわないようにしないといけない!

単純化本能

人は、物事を単純に理解したがる。

”知った気にならないほうがいい。知らないことがあると謙虚に認めよう”

“複雑さを喜んで受け入れよう。違う考え方を組み合わせよう。妥協もいとわないでほしい”

人は、自分と同じ考えのことを受け入れ、違う考えを受け入れない。意見の違う人の話も真剣に聞かないといけない。そして、その意見も受け入れて新しい考えができる。

犯人探し本能

人は、誰かのせいにしたがる。

”犯人を見つけたとたん、考えるのをやめてしまう”

”誰かに責任を求める癖を断ち切る”

人は、うまくいかないと、人のせいにしたがるが、一人の人ができることはすくないので、その人だけのせいではない!

焦り本能

人は、焦ると判断を誤る。

”情報をもっと手に入れよう。いまやらなければ2度とできないなんてことはめったにないし、答えは二者選択ではない”

人は、焦ってしまう、一歩下がって余裕を持って考えて判断しないと!

ファクトフルネスを実践しよう

”本能を抑えて事実を正しく見ることがどれほど難しいことかに気づくことだ”

”自分の知識が限られていることを認めることだ”

”新しい情報を積極的に探し、受け入れることだ”

”答えを間違っても恥とは思わず、間違えをきっかけに興味を持つことだ”

”好奇心を持つと心がワクワクする。好奇心があれば、いつも何か面白いことを発見し続けられる”

僕も、好奇心をいつも持ち、いろいろ勉強して、いろいろ経験して、長い人生を楽しく過ごしていきたい!

そんなことを、思わせてくれる本だった。

他のおすすめの本:
いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

この記事を書いた人

有村 好人

有村 好人(よしひと)ことアリーです。
外資系IT会社を早期退社後、個人事業主になり、このブログの運営、コンサルティング業務を行なっています。
繋がる機器が大好きで、家での生活を繋がる機器でいかにスマート(快適で便利)にするかを考えています。
また、電気自動車の日産リーフで、どこまでも遠くに行きたいと思っています。