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先週から、ポリテクセンター千葉で、外部講師から介護と住環境について学んでいる。
地域包括ケアシステム
2025年に向けて、厚生労働省は地域包括ケアシステムの実現を考えている。
今後、高齢者が増えるにあたり、現在の介護施設等での介護だけでは足らなくなり、どうしても在宅での介護をしないといけないということで、その実現のためのシステムを構築したいということのようです。
また、高齢者がなるべく自宅で自律生活ができる環境を整えていこうという取り組みのようです。
講師の自宅の将来を見据えた設計
講師は、自宅を設計するに当たり、将来介護が必要になった時に、より介護がしやすいように改築できるように考えました、
まず、考え方として外からなるべく早く車椅子で移動できるようにする。
- メインの動線は、車椅子で自由に移動できるように1200mm以上になるようにする。
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トイレと介護室の間をなるべく短くする。
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浴室は、介護がしやすいようにできるだけ広くとる
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洗面所で車椅子での回転等ができるように広くする、できれば1630mmぐらい
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庭もできるだけ広く取り、車椅子で移動が可能なように変更できるように設計する。
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また、庭にデイサービスの車がつけられるように変更できるように設計する。
このように、あらかじめ介護が必要になった時に変更できるように家を設計しておくと、いざ介護が必要になった時にリフォームして対処が簡単にできる。
まとめ
日本は世界でもいち早く高齢化社会を迎えている。
その中で、高齢者が少しでも長く自宅で自律生活ができるように、住環境を整える必要がある。
そのために、上記のような住宅の設計が必要になってくる。
現状の、住宅は段差があり、廊下も狭く、介護のことを考えて設計されていないため、現状大きな問題になりつつある。
せめて、今後作られる住宅では、介護を考えた住宅になればと思います。
また、そのような住宅であれば、健常者も快適に生活ができるだろう。